石井久継、アジア大会3戦連発でU-21日本代表を8強へ導く

レビュー担当: 山本拓也
概要

湘南ベルマーレMF石井久継が3試合連続ゴール。U-21日本代表はアジア大会1次リーグを3戦全勝・12得点0失点で突破し、北朝鮮との準々決勝へ。

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U-21日本代表のMF石井久継(湘南ベルマーレ)が2026年9月23日、愛知・豊田スタジアムで行われたアジア競技大会サッカー男子1次リーグA組第3戦のU-23タイ代表戦で後半3分に得点し、3試合連続ゴールを記録した。大岩剛監督率いる日本は3-0で快勝し、1次リーグを3戦全勝・12得点0失点という無失点の成績でグループ首位通過。9月26日の準々決勝では、B組を2位で突破したU-23北朝鮮代表と対戦することが決まった。

ゲキサカが伝えたところによると、この日の試合は前半31分にMF中島洋太朗が先制点を決めると、後半に入って日本が畳みかけた。後半2分にDF小杉啓太が追加点を挙げ、その1分後の後半3分に石井が3点目を奪ってタイを突き放した。3点目の場面では、左サイドのDF石橋が浮き球のパスをペナルティエリア左へ送り、石井が反転しながら右足で切り返してから左足でゴール右隅へ流し込んだという。

湘南出身トリオが連係、石井は3戦連続弾

ゲキサカの報道では、この3点目は小杉のミドルシュートによる2点目に続き、石橋と石井の連係によるゴールで、「湘南出身トリオ」による後半のわずか2分間での2ゴールだったと伝えられている。石井、石橋、小杉はいずれも湘南ベルマーレの下部組織で育った選手であり、今大会のU-21日本代表において左サイドを中心に存在感を示している。石井にとってはこの得点が大会3試合連続ゴールとなり、大会での勢いをさらに印象づける結果となった。

石井の得点ペースは大会を通じて際立っている。9月20日に行われたU-23キルギス代表戦(7-0で勝利)でも後半27分に石井がゴールを決めており、2試合連続得点を記録していた。この試合ではMF横山夢樹の左サイドからの縦突破からの折り返しを石井がダイレクトで押し込み、5-0とするゴールだった。さらにその前の初戦でも石井は先制点に絡む活躍を見せており、大会を通じて安定した得点感覚を発揮している。

1次リーグ3戦12得点0失点で首位通過

大岩ジャパンは今大会の1次リーグA組で3戦全勝、12得点0失点という圧倒的な成績を残した。初戦を大勝し、続くキルギス戦を7-0で制し、最終戦のタイ戦を3-0で勝利したことで、失点ゼロのまま首位通過を確定させた。この結果は、U-21世代の攻撃陣の充実ぶりを示すものとなっている。

ゲキサカによれば、日本は9月26日の準々決勝でグループBを2位で突破したU-23北朝鮮代表と対戦する。北朝鮮はアトレティコ・マドリード下部組織出身のGKを擁するチームとして知られ、大岩ジャパンとの「再戦」に向けて意欲を示しているとゲキサカが伝えている。同メディアの報道では、北朝鮮側の選手が「100%の準備をしたい」とコメントし、U-21日本代表のDF荒木琉偉についても敬意を表したとされている。

大岩監督「自分らはチャレンジャー」、準々決勝へ気持ちを引き締める

グループステージ全勝を果たした一方で、大岩剛監督は浮かれることなく次戦に向けて気を引き締めている。日刊スポーツが伝えたところによると、大岩監督は準々決勝の北朝鮮戦を前に「全てをぶつけたい」と語り、「自分らはチャレンジャー」という姿勢を強調したという。3連勝で首位通過を果たしたものの、コンディション面での課題にも言及したとエキサイトニュースが報じている。

今大会のU-21日本代表は、今後の五輪世代の中核を担う選手たちで構成されている。今大会でのパフォーマンスは、今後の世代強化方針にも影響を与える可能性がある。過去のアジア競技大会においても、U-21・U-23世代の大会は将来の五輪代表候補を見極める重要な舞台として位置づけられてきた。

石井久継とは何者か——湘南ベルマーレが育てた攻撃的MF

石井久継は湘南ベルマーレの下部組織出身で、同クラブのアカデミーが輩出した選手の一人である。今大会では背番号10を背負い、チームの攻撃を牽引する役割を担っている。エキサイトニュースの報道では、キルギス戦後の時点で「今大会の番号10を背負うMF石井久継」と紹介されており、チーム内での中心的な立ち位置がうかがえる。

湘南ベルマーレはこれまでも育成型クラブとして知られ、下部組織から多くの選手をトップチームやJリーグ他クラブ、さらには日本代表へと送り出してきた実績がある。石井、石橋、小杉の3人がいずれも同じ下部組織出身でありながら、U-21代表という舞台で連係ゴールを生み出したことは、育成クラブとしての湘南の底力を示すエピソードとしても注目されている。

大会得点者データ——グループステージ3試合の記録

試合日対戦相手スコア石井のゴール(時間)
2026年9月23日U-23タイ代表3-0後半3分(3試合連続ゴール)
2026年9月20日U-23キルギス代表7-0後半27分(2試合連続ゴール)
2026年9月15日1次リーグ初戦非公表(先制点関与)前半39分(先制点をアシスト)

上表はゲキサカおよびエキサイトニュースが伝えた試合結果に基づく。1次リーグを通じて石井は複数試合で得点に絡み、チームの12得点0失点という成績に大きく貢献した形だ。

同時期に始動した第3次森保ジャパンとの対比

U-21代表がアジア大会で結果を出す一方、同じ9月24日にはA代表の第3次森保ジャパンがキリンチャレンジカップでウルグアイ代表と対戦し、新体制での初陣を迎えている。オリンピック世代とA代表世代がほぼ同時期に始動するこの構図は、日本サッカー界全体の世代交代とチーム強化の流れを象徴していると言える。A代表の始動については既報の通りだが、U-21世代の躍進もまた、今後の日本サッカーの層の厚さを示す材料として注目されている。

今大会でのU-21代表の活躍は、将来的に欧州クラブへの移籍や、A代表への招集につながる可能性も指摘される。近年、Jリーグや育成年代から欧州へ渡る日本人選手は増加傾向にあり、上田綺世のリール移籍のようなケースも記憶に新しい。石井をはじめとする今大会の活躍組が今後どのようなキャリアを歩むかは、今後の注目点となる。

Japanese U-21 national team midfielder celebrating a goal with teammates under stadium lights

準々決勝・北朝鮮戦に向けて——今後の見通し

U-21日本代表は9月26日、豊田スタジアムで北朝鮮との準々決勝に臨む。ゲキサカによると、北朝鮮側はアトレティコ・マドリードの下部組織出身とされるGKを中心に守備を固めてくるとみられ、大岩ジャパンにとっては1次リーグとは異なる強度の試合になることが予想される。大岩監督が語った「チャレンジャー」としての姿勢がどう表れるか、そして石井が4戦連続ゴールを記録できるかが注目される。

  • 2026年9月15日:1次リーグ初戦で石井が先制点に関与
  • 2026年9月20日:キルギス戦で7-0の大勝、石井が2試合連続ゴール
  • 2026年9月23日:タイ戦で3-0勝利、石井が3試合連続ゴールでグループ首位通過を決定
  • 2026年9月26日:準々決勝で北朝鮮と対戦予定

グループステージを無失点で駆け抜けたU-21日本代表にとって、北朝鮮戦は今大会の真価が問われる一戦となる。石井を含む湘南出身トリオの連係が、決勝トーナメントでも機能するかが焦点だ。

Sources

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Kenji Sato, LifeBogger author

Kenji Sato

こんにちは!LifeBogger日本語版のライター、Kenji Satoです。サッカー選手の子供時代と半生を追いかけ、出自や家族、キャリア初期の歩みを調べています。スポットライトが当たるずっと前の物語こそ、その選手を最もよく語ってくれると考えています。

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