濃野公人、D.C.ユナイテッドデビュー戦でアシスト記録——MLS第20節モントリオール戦は1-1のドロー

概要

元鹿島DF濃野公人(24)が2026年8月15日、D.C.ユナイテッドのデビュー戦でアシストを記録。MLS第20節モントリオール戦は1-1のドロー。

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Reviewed by 山本拓也

【ワシントンD.C.、2026年8月16日】 アメリカ・メジャーリーグサッカー(MLS)のD.C.ユナイテッドに今夏加入したDF濃野公人が現地時間8月15日、MLS第20節のCFモントリオール戦(△1-1)でプロの新天地における初陣を飾り、タイ・バリボの同点ゴールをアシストしてデビュー戦から存在感を示した。

デビュー戦でアシスト——右サイドからのクロスが同点弾を演出

試合はカナダ・モントリオールのスタッド・サピュトで行われた。D.C.ユナイテッドは後半に入っても0-1と劣勢を強いられていたが、67分に試合の流れを変えたのが、右サイドハーフとして先発出場した濃野だった。

濃野はゴールライン際から的確な右足のクロスを送り込み、FWタイ・バリボのヘディングシュートを演出。これが今季バリボにとって12ゴール目かつ5試合連続ゴールとなる値千金の同点弾となった。試合はそのまま1-1のドローでタイムアップ。ゲキサカが報じた。

濃野は81分に木島萌生との交代でピッチを退くまで、積極的な右サイドの攻撃参加でチームに活力をもたらした。GKのジョンソンも5セーブの力投を見せ、1ポイントを守り切った。

DC United player crosses the ball during an MLS match at night

24歳・元鹿島DF——プロフィールと今夏の移籍背景

濃野公人は現在24歳。鹿島アントラーズで台頭した右サイドの選手で、スピードとクロス精度を武器とする攻撃的なディフェンダーだ。今夏、鹿島アントラーズからの完全移籍という形でD.C.ユナイテッドへと渡米した。

移籍発表の際、濃野は「本当にさまざまなことを考え、たくさん悩みました」とコメント(ゲキサカ)。日本のトップクラブから北米の最高峰リーグへの転身は、24歳という若さで新たな挑戦を選んだ濃野の強い意志を示すものだった。

MLS移籍は近年、日本人選手にとって選択肢の一つとして注目を集めている。サッカー選手のキャリアと記録を深掘りする特集でも取り上げられているように、欧米リーグへの挑戦は選手のキャリアに新たな可能性をもたらす。

タイ・バリボ——今季絶好調のストライカーが5試合連続弾

濃野のクロスを頭で合わせたタイ・バリボは、D.C.ユナイテッドの主力FWだ。この得点は今季12ゴール目で、直近5試合連続得点という驚異的なフォームを維持している。ABCニュース(AP通信)の試合リポートもバリボの活躍を詳報した。

バリボは今季の東カンファレンスの得点ランクでも上位につける存在であり、濃野という新たな右サイドの供給源を得たことで、チームの攻撃力がさらに高まることが期待される。

試合データ概要——MLS第20節 CFモントリオール vs D.C.ユナイテッド

項目データ
試合日2026年8月15日(現地時間)
会場スタッド・サピュト(モントリオール)
カードMLS第20節(レギュラーシーズン)
スコアCFモントリオール 1-1 D.C.ユナイテッド
同点ゴール(D.C.)タイ・バリボ 67分(アシスト:濃野公人)
濃野のプレー時間1分〜81分(右サイドハーフ先発)
GKジョンソンのセーブ数5
バリボの今季通算ゴール12(5試合連続)

東カンファレンス9位——プレーオフ争いの最中でのデビュー

D.C.ユナイテッドは第20節終了時点で勝点23、東カンファレンス約9位に位置し、プレーオフ進出ラインぎりぎりの争いを続けている。MLSの東カンファレンスは例年、下位8チームがプレーオフに進出できるため、この1-1ドローはプレーオフ戦線を考えると痛し痒しの結果ではある。

しかしながら、新加入のDF濃野が即戦力として機能したことは、チームにとって大きなプラス材料だ。ボールを持った際の推進力と正確なクロス精度を見せた濃野は、残りシーズンのD.C.ユナイテッドにとって右サイドの重要な駒になり得ると現地メディアも評価している。

MLS日本人プレーヤーの系譜——濃野が続く歴史

MLSで活躍した日本人選手の系譜は長く、中村俊輔(シアトル・サウンダーズ)や吉田麻也(LAギャラクシー)らがリーグの歴史に名を刻んできた。近年は若い世代の選手も積極的にMLSの門を叩いており、濃野の加入はその流れを受け継ぐものだ。

今夏はJ1リーグ勢からの選手流出も続いており、J1第2節では広島が浦和を4-1で下す激戦が繰り広げられる一方、若手有望株の海外挑戦が相次いでいる。また、バレンシアでプレシーズン2ゴール目を決めた佐藤龍之介のようにヨーロッパで躍動する選手もおり、日本サッカーの海外進出は多方面に広がっている。

今後の注目点——残りシーズンと日本代表への影響

濃野はデビュー戦でアシストを記録し、MLS適応能力の高さを早くも示した。今後の課題は、北米特有の広いピッチと激しいフィジカルコンタクトへの継続的な適応、そして英語でのコミュニケーション構築だ。

MLSでの活躍次第では日本代表への選出にも影響しうる。森保一前監督から続くA代表の世界基準での選手評価において、海外クラブでの実績は重要な判断材料となる。MLSでのプレー継続が代表戦線での地位を高める可能性もあり、ファンや指導者からの関心は高い。

MLS公式サイトの試合詳細によると、次戦のD.C.ユナイテッドのホームゲームは今後数日以内に予定されており、濃野の連続出場が期待される。デビュー戦での鮮烈なアシストを皮切りに、濃野公人のMLSでの挑戦がいよいよ本格的に始まった。

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Sources

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Kenji Sato, LifeBogger author

Kenji Sato

こんにちは!LifeBogger日本語版のライター、Kenji Satoです。サッカー選手の子供時代と半生を追いかけ、出自や家族、キャリア初期の歩みを調べています。スポットライトが当たるずっと前の物語こそ、その選手を最もよく語ってくれると考えています。

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