サッカースターたちの語られざる子供時代の物語と伝記

59歳三浦知良、天皇杯で2得点——プロ42年目の「キング・カズ」が大会史上最年長得点記録を更新
概要
三浦知良(59歳)が2026年8月19日の天皇杯第1回戦でPK2本を決め、プロ42年目に天皇杯史上最年長得点記録を更新した。
目次
世界最年長プロサッカー選手、三浦知良(59)が2026年8月19日、天皇杯第1回戦において福島ユナイテッドの一員として小山クラブ戦に出場し、2本のペナルティキックを鮮やかに決めて2得点を記録した。試合はとちぎのスタジアム(東邦オールズスタジアム)で行われ、福島が7対0で圧勝。AFP通信が8月20日付で東京発のニュースとして全世界に配信したこの快挙により、「キング・カズ」は天皇杯史上最年長得点記録保持者となった。59歳5カ月24日での2得点という偉業は、サッカー史に残る新たな伝説として世界を驚かせている。
AFP配信記事によると、三浦は前半12分に最初のペナルティキックを左隅へ落ち着いて沈め、後半の立ち上がりにも2本目のPKを同様に決めた。チョソン・ドット・コム(Chosun.com)の英字報道は「前半12分、相手ペナルティエリア内でファウルを獲得したミウラ自身がキッカーを務め、左隅に決めた。後半早々には2本目のPKも成功させた」と詳細を伝えた。福島ユナイテッドは計7点を奪う大勝を収め、三浦は文字通りチームの勝利を牽引する役割を果たした。
三浦知良の言葉と関係者の反応
AFP通信は三浦自身のコメントとして「記録を狙っていたわけではない。チームのために結果を出すことだけを考えていた」という趣旨の発言を伝えた。ジャパンタイムズは三浦が「プロ42年目のシーズンに突入し、60代を目前にしてもなおブーツを履き続ける」姿について、「日本サッカーの生きるレジェンドがまた歴史を塗り替えた」と形容した。デブディスコース(Devdiscourse)は「この達成は天皇杯最年長得点記録として小野伸二が保持していた従来の記録を上回るものだ」と報じた。
英国の日刊紙ガーディアンは7月29日付の記事で今年のカズの連続記録ラッシュを詳報しており、「三浦知良はプロフットボール史上最年長得点者の記録を7月25日に更新したばかりだが、さらに更新を重ねている。同記録はかつてスタンリー・マシューズが保持していたとされてきたが、カズが繰り返しそれを更新してきた」と記している。BBCスポーツは三浦の今年最初のゴール(7月26日)を速報で伝えた際、「三浦は4年ぶりの公式戦ゴールを59歳で記録した。世界最年長プロ選手は止まらない」と書いた。
試合の詳細——7対0の圧勝と三浦の2発
2026年8月19日に行われた天皇杯2026年度第1回戦、福島ユナイテッドFC対小山クラブの一戦は東邦オールズスタジアムで開催された。福島はJ3リーグ(3部)所属のクラブだが、この試合では全国規模のカップ戦において格下の相手に対して圧倒的な強さを見せ、最終スコア7対0で完勝した。三浦が記録した2得点はいずれもペナルティキックによるもので、前半12分と後半開始直後の2場面でゴールマウスを射抜いた。チョソン・ドット・コムの英語版報道は「三浦はPKのキッカーを任され、いずれも左隅へ確実に決めた」と伝えた。
今回の2得点は、三浦にとって2005年11月にシドニーFCで記録して以来、約21年ぶりの1試合複数得点となった。RTL(ルクセンブルク系国際ニュース)はこの点を特に強調し、「キング・カズが1試合で2得点を挙げるのは約21年ぶりのことだ」と指摘した。59歳という年齢でのマルチゴールは、あらゆるプロ選手の中でも前代未聞の快挙といえる。
2026年シーズンにおけるカズの記録ラッシュ
今回の天皇杯でのブレースは、三浦にとって今年だけで2度目の大きな記録更新となる。まず2026年7月25日、同じ天皇杯の別の試合(いわき古川戦、福島が7対0で勝利)において、三浦は後半52分に1ゴールを挙げ、59歳149日でプロサッカー史上最年長得点記録を樹立した。BBCスポーツはこれを速報で伝え、「三浦は4年ぶりの得点を59歳で記録した」と報じた。アルジャジーラも同日付で「キング・カズが59歳で4年ぶりの公式戦ゴール」と国際的に報道した。
そして8月19日、三浦は今度は59歳5カ月24日という年齢で天皇杯史上最年長得点記録を打ち立てながら、1試合2得点というさらなる偉業も達成した。AFP通信は「これはキング・カズの勝利であるだけでなく、サッカーそのものの勝利だ」とも評した。
さらに2026年6月26日には、ジャパンタイムズが三浦の福島ユナイテッドとのローン契約が2027年6月まで延長されたことを報じた。同記事によれば、三浦はプロ42年目のシーズンを完走し、さらに来年も60代に突入しながら現役を続行することが確実となっている。

キング・カズの伝説的キャリア概観
三浦知良は1967年2月26日、静岡県静岡市生まれ。1985年にブラジルへ渡り、サントス、パルメイラスなどの名門クラブで腕を磨いた。ブラジルでの修業時代を経て日本に戻り、読売クラブ(後のヴェルディ川崎)で日本リーグ・Jリーグ時代を席巻した。Jリーグ開幕(1993年)の象徴的存在として「カズダンス」は一世を風靡し、今なおサッカーファンの記憶に深く刻まれている。
その後はイタリア・ジェノアへの移籍(1994年)、クロアチア・ディナモ・ザグレブ、オーストラリア・シドニーFC、横浜FC(2005年から長期在籍)などを経て、2022年にはポルトガル2部のODオリヴェイレンセに期限付き移籍するという驚異的なキャリアを歩んだ。ニューヨーク・タイムズ傘下のアスレティックは「三浦はブラジルの強豪クラブ、イタリアのジェノア、そしてポルトガルを含む複数の国でプレーしてきた生きるレジェンドだ」と総括している。
日本代表では89試合に出場して55ゴールを記録(1990年から2000年)。ただし三浦の名は、1998年ワールドカップフランス大会の直前に代表メンバーから外れたエピソードでも広く知られる。岡田武史監督が下した非情な決断は「カズ外し事件」として日本サッカー史に語り継がれており、それだけ当時の三浦がいかに国民的スターであったかを物語っている。
三浦知良の主要キャリア記録
| カテゴリ | 記録・データ |
|---|---|
| 生年月日 | 1967年2月26日(現在59歳) |
| 出身地 | 静岡県静岡市 |
| 現所属クラブ | 福島ユナイテッドFC(横浜FCからのローン) |
| プロキャリア開始年 | 1985年(ブラジル) |
| プロ通算出場数 | 713試合 |
| プロ通算得点数 | 193ゴール(Transfermarkt記録) |
| 日本代表出場数 | 89試合 |
| 日本代表得点数 | 55ゴール |
| 天皇杯最年長得点記録 | 59歳5カ月24日(2026年8月19日) |
| 2026年シーズン | プロ42年目(ローン契約は2027年6月まで) |
福島ユナイテッドでの再起——なぜカズはまだ走るのか
2025年12月30日、福島ユナイテッドFCは三浦知良を横浜FCからのローン移籍で獲得すると発表した。BBC(英国放送協会)は当時「レッツ・メイク・ヒストリー(歴史を作ろう)——三浦58歳、新クラブへ」と題した記事を配信し、世界中のサッカーファンの関心を集めた。BBCによれば、三浦は「また歴史を作りたい」と意気込みを語ったとされる。
J3リーグの福島ユナイテッドは、三浦の知名度と経験値を積極的に活用する方針を取り、三浦自身もJ3という舞台で若い選手たちとともに汗を流す姿勢を貫いてきた。その甲斐あって、2026年シーズンの天皇杯では2試合連続でゴールを決め、チームに大きな貢献を果たしている。ジャパンタイムズは「三浦は2027年6月まで契約延長を果たし、60代に突入してもなおブーツを履き続ける」と報じた。
三浦がなぜこれほどまでに長くプレーし続けられるのかについて、多くの専門家やメディアが語ってきた。三浦本人は以前から「サッカーへの情熱が自分を動かし続けている」と繰り返し語っており、毎朝の厳格なトレーニングルーティンと食事管理、睡眠の徹底管理が長寿キャリアの秘訣だとされてきた。Transfermarktのプロフィールには「世界最年長の現役プロ選手かつ最年長得点者」と明記されている。
日本サッカーへの影響と国際的な注目
三浦知良の今回の快挙は、日本国内のみならず世界のサッカーメディアに大きく取り上げられた。AFP通信が東京発で全世界に配信したことで、チョソン(韓国)、RTL(ルクセンブルク)、ディティック(インドネシア)、デブディスコース(インド)など世界各地の媒体が一斉に報じた。アルジャジーラも7月の初ゴール時から三浦の動向に注目しており、「キング・カズ——59歳の日本フットボール界のレジェンドが4年ぶりのゴールを決めた」との見出しでアラビア語圏にも伝えた。
三浦の長寿キャリアは、日本サッカー界全体における「年齢の壁への挑戦」の象徴として機能している。Jリーグは1993年の開幕以来、三浦とともに成長してきたといっても過言ではなく、彼の存在はJリーグそのものの歴史と不可分だ。今回の天皇杯での活躍を受けて、日本国内では「カズは本当に不死身だ」との声がSNSを中心に広がり、ハッシュタグ「#キングカズ」がトレンド入りした。
また、引退を示唆したロナウドとは対照的に、三浦は2027年まで現役を続ける意欲を示しており、「現役引退」という二文字はまだ三浦の辞書には存在しないようだ。世界のスター選手が30代後半に相次いでスパイクを脱ぐ中、59歳で記録を更新し続けるキング・カズの姿勢は、世代を超えたフットボールへの愛を体現している。
歴史的な記録更新の意味——最年長得点者として世界に並ぶ者なし
三浦が打ち立てたプロサッカー史上最年長得点記録は、かつてイングランド・フットボールの永遠のレジェンド、スタンレー・マシューズ(1965年に50歳で現役引退)が保持していた記録を遠く超えるものだ。ガーディアン紙が7月29日付でまとめた特集記事「Is Kazuyoshi Miura the oldest goalscorer in football history?(三浦知良は史上最年長得点者か?)」では、三浦が7月25日の時点で59歳149日でゴールを記録したことを確認したうえで、「現在確認できる記録の中では三浦が最年長得点者であることは間違いない」と結論づけた。
そして今回の8月19日の2ゴールによって、三浦は自身の記録をさらに更新。59歳5カ月24日という年齢で天皇杯史上最年長得点を記録したとチョソン・ドット・コムが現地時間8月19日に報じた。また、RTLは「今回の天皇杯ブレース(2得点)はカズにとって2005年11月以来約21年ぶりの1試合複数得点」であることを強調した。デブディスコース(Devdiscourse)は「キング・カズの歴史的快挙:天皇杯最年長スコアラー」と題し、天皇杯における従来の最年長記録を更新したと詳報している。
今後の展望——60代に突入してもプレーを続けるか
三浦知良が2027年2月26日に60歳を迎えても現役を続けるか否かについては、世界中のサッカーファンが固唾を呑んで見守っている。ジャパンタイムズが6月26日付で確認したように、福島ユナイテッドとのローン契約は2027年6月まで延長済みであり、今シーズンの天皇杯での活躍を踏まえれば契約さらなる延長も現実的な選択肢として浮上しうる。
天皇杯は今後も複数ラウンドが予定されており、三浦がさらに出場機会を得るかどうかに注目が集まる。福島ユナイテッドが勝ち進んだ場合、三浦が再びピッチに立ち、記録をさらに更新する可能性も否定できない。
日本サッカー協会(JFA)の関係者やJリーグの幹部も三浦の存在を高く評価しており、スポーツ行政の観点からも「59歳で現役を続ける三浦は、日本スポーツ界における最大の広告塔の一人」との見方が広がっている。また、三浦の姿は若い世代の選手に対して「年齢を言い訳にしないこと」「情熱を持ってプレーし続けること」の重要性を伝える生きたメッセージとなっている。
また、2026年W杯ドイツ大会を終えたばかりの日本代表の選手たちが次世代への移行期を迎える中、キング・カズは日本サッカーの「永遠のアイコン」として特別な存在感を放っている。アストン・ヴィラへ移籍した鈴木彩艶に代表される新世代の台頭とともに、三浦のような伝説的キャリアの継続は日本サッカーの多様な魅力を世界に発信し続けている。
「年齢は単なる数字に過ぎない」——三浦知良がピッチで証明し続けているその命題は、今や世界のスポーツ史においても輝き続ける不変の真実となった。今シーズンの天皇杯での2得点は、その証明のための最新かつ最も力強いページとして、フットボールの歴史に永遠に刻まれた。
Sources
- チョソン・ドット・コムが現地時間8月19日に報じた — chosun.com
- RTLは「今回の天皇杯ブレース(2得点)はカズにとって2005年11月以来約21年ぶりの1試合複数得点」 — today.rtl.lu
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Photo: Original: norio nakayama / Derivative work: Danyele, CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons



